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SDS シンガポールで就職

17 July 2012
Vol.65(JP)

シンガポールの人材紹介会社SDS
人材・雇用トレンドニュースレター

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第3四半期シンガポール雇用展望

SDS

外国人労働者採用の新規制約、今月開始

2012年もいよいよ後半戦に突入し、第二四半期(Q2)の経済成長GDP結果などのニュースには思わず普段以上の注意を払ってしまう。今月13日の発表によれば、シンガポールQ2GDPは前期比1.1%ダウンで、生命医療業界の生産能力の落ち込みが大きく影響したとのことだ。

Q2のシンガポール国内雇用実績を受け、今後の3ヶ月の雇用市場動向予測レポートが人材サービスを提供するプライムスタッフ・マネジメントサービス社ロナルド・リー氏により発表されていて、興味深いので概要をここに紹介したい。

・Q2の雇用市場に見られたような活発な人の動きはQ3には見られないだろう。(年末・旧正月ボーナス需給後の転職といった季節的な要因がQ3には無い)

・不安定な世界経済状況の最中、雇用側が人員増のための採用活動に注力する確率は極めて少ない。雇用の多くは事業拡大によるもでのはなく、前任者の代替となるケースが多くなるだろう。

・ヨーロッパに本拠地を持つグローバル企業で人員削減の動きも見せ始めている。一方、世界レベルで本拠地をアジアに移転するグローバル企業の動きは加速しており、シンガポールにとっては国内失業率の低下にさらに有利に働くことが考えられる。

・外国人労働者雇用の新規ポリシーが実施され、外国人雇用税の引き上げと外国人労働者依存比率(DRCs)の引き下げが今月から適用される。これらの制約により今後は非シンガポール人の採用に歯止めがかかることになるだろう。ただし、IT業界をはじめとする特別な業界で高い技術を保有するシニアポジションの外国人については、引っ張りだこで例外的人材と言えそうだ。

・外国人労働者に対する新規制約により、人件費増、非シンガポール人員削減、既存社員の生産能力アップ、更なる人材活用、海外展開戦略の採用などの諸課題に、企業人事は更に頭を捻る努力が必要になりそうだ。

欧米経済を横目にアジア域内でも特にシンガポールは継続的安定成長が見込まれているものの、ユーロゾーンに停滞中の通貨危機の嵐から無縁ではいられない、と各メディアは報じている。来る変化、もしくはすでに適用された新たな条件の中で、最適かつ最善の道を作り出すべく皆で知恵を絞ってゆかねばならないだろう。

日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。

SDS照沼からのひとこと

SDS Terunuma

建国記念日が近づくと、家々に国旗が掲げられます。 この国で、季節感を感じることができる時期でもあります。

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